「ランタナと過ごす、小さな自然時間」
先日、いつものように朝のウォーキングに出かけた道すがら、ふと目に留まった花がありました。

小さくて、色とりどりの花がひとつにまとまって咲いている――。まるでブーケのように可愛らしいカラフルなその花に心惹かれ、足を止めてしばらく眺めてしまいました。
後から調べてみると、その花の名前は「ランタナ」。
どこかで見たことがあるようで、名前までは知らなかったこの花。知れば知るほど魅力的で、今ではウォーキング中のちょっとした楽しみになっています。
ランタナってどんな花?
ランタナは、クマツヅラ科の常緑低木で、中南米が原産のお花です。日本では初夏から秋にかけて、道ばたや公園、時にはお庭など、さまざまな場所で見ることができます。
この花の一番の特徴は、咲き始めの色と、咲き進むにつれて変化する花の色。ピンクから黄色、オレンジへとグラデーションのように変化する様子は、まるで自然のパレットのよう。
「七変化」という別名を持つのもうなずけますね。
私が見かけたものも、まるでカラフルなキャンディのように華やかで、近づいてよく見ると小さな花がぎゅっと集まっているのが愛らしくて…。
こんなにも小さな世界の中で色を変え、季節を彩っているなんて、自然の営みは本当に不思議で美しいものです。
花言葉に込められた想い
ランタナの花言葉は、「心変わり」「協調」「厳格」。
「心変わり」という言葉は、色が変わっていく様子からつけられたのだと思いますが、どこか切なさも感じさせますね。でも、それは決してネガティブな意味ではなく、「柔軟に変化していく」「成長していく」というポジティブな面もあるのではと私は思います。
50代を迎えてから、私自身も気持ちの変化や価値観の揺らぎを感じることがあります。若いころは「ブレてる」と感じていた感情の揺れも、今は「柔らかくなった」と思えるようになりました。
季節が移ろうように、花の色が変わるように、人の心も変化して当然。
ランタナの花は、そんな心のあり方にそっと寄り添ってくれるような気がするのです。
自然と触れ合うことの意味
年齢を重ねるにつれて、何気ない日常の中にある「自然」に心が惹かれるようになりました。
朝の空の色、風のにおい、鳥の声。そして足元に咲く小さな花々。
若いころは急ぎ足で通り過ぎていた風景が、今は宝物のように感じられます。
特にウォーキングは、ただの運動ではなく、自然とつながる大切な時間。
スマホやテレビから少しだけ離れて、季節の変化に気づくことができる、心のデトックスでもあります。
ランタナのように目を引く花だけでなく、名前も知らない草花にも愛着がわいてきて、帰ってから図鑑を開いたり、ネットで調べたりするのも楽しいひとときです。
おわりに:花とともに生きる日々
「ランタナを見たら、あなたを思い出す」と言われたら、なんだか素敵ですよね。
いつかそんな風に言われるように、私も日々を丁寧に、色とりどりに生きていきたいと思います。
自然に触れる時間は、決して特別なものではなく、誰にでも開かれている贈り物。
そしてその中で出会う花たちは、私たちの心にそっと寄り添い、元気をくれたり、静かに癒してくれたりします。
これからも、ランタナのように、変化を恐れず、やわらかく、色とりどりの自分でありたい――。
そんな思いを胸に、また歩き始めようと思います。
素敵な時間でした。お読みいただいてありがとうございます。

