【第6の習慣】シナジーを創り出す──1+1が3にもなる奇跡の力


「七つの習慣」▼

その中でも、**第6の習慣「シナジーを創り出す」**は、人間関係やチームワークにおいて真の成果を生み出す鍵となる考え方です。
単なる協力や妥協ではなく、違いを活かし合ってより良い結果を創造するという高次のコミュニケーションの在り方です。

今回は、「シナジーとは何か?」を身近な例とともにわかりやすく解説します。


■ シナジーとは?その定義を簡単に

「シナジー(Synergy)」とは、相乗効果のこと。

たとえば、2人が別々に働いて得られる成果が「1+1=2」だとしたら、
シナジーが働けば、「1+1=3」にも「10」にもなるという考え方です。
その逆に、協調がうまくいかなければ、「1+1=1以下」になることすらあります。

自分の短所だと感じている部分が、相手は長所として持っていたり、相手の人はそんなことできないと思っていることでも、自分では簡単にできてしまうというような、得意不得意はだれにでもあって、それらを認め合い、協力することで力が大きくなります。


■ 例①:職場でのシナジー「異なる強みを活かす」

表題:デザイナー×マーケター=革新的なプロモーション

ある会社で、新商品を売り出すためにチームが組まれました。
・デザイナーは「見た目や感性」に強い
・マーケターは「データや戦略」に強い

最初は意見が衝突します。
デザイナー:「数字より感覚が大事!」
マーケター:「直感より根拠が大事!」

でもお互いに相手の強みを理解し、融合した結果──
「デザイン性が高く、かつ効果測定にも優れたプロモーション」が完成しました。
お互いの違いを活かすことで、1人では実現できない成果が生まれたのです。


■ 例②:家庭でのシナジー「子育てにおける役割の違い」

表題:父と母、それぞれの視点を尊重する子育て

ある家庭で、子どもが進学のことで悩んでいました。
父親は「現実的な就職を意識しろ」と主張。
母親は「子どもの夢を応援してあげたい」と言います。

最初は真逆の意見に見えますが、お互いが歩み寄り、
**「夢を追いつつ、現実的な準備もする」**という選択肢を提示できました。
これは単なる中間地点(妥協)ではなく、両方の価値観を尊重した創造的解決策です。

家庭内の普段の生活でも、夫は家事の中のお料理が得意で手際よくストレスなくできるタイプ、妻はお料理より、掃除が好き、得意な部分を協力し合うことでストレスが減り、お互いに仕事も子育てにも時間を作る事が出来て仕事も家庭も円満になるということにもなります


■ 例③:学校教育でのシナジー「グループ活動」

表題:正反対の性格が力を発揮した学園祭プロジェクト

学園祭の出し物を決める会議で、ある生徒が「派手な演劇をやろう!」と提案。
一方、別の生徒は「堅実な展示がいい」と主張。

最終的に、「展示と演劇を融合した体験型ブース」が企画され、大成功。
個人では思いつかない発想も、チームの多様性が活かされたからこそ生まれたものでした。


■ シナジーを生み出すための3つの鍵

  1. 違いを尊重する心
     相手の意見に価値があると信じること。
  2. **第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」**の実践
     シナジーは傾聴と信頼から生まれます。
  3. 創造的な代替案を模索する姿勢
     「自分か相手か」ではなく、「どちらでもないもっと良い方法は?」と問うこと。


■ 例④:起業したい主婦たちのシナジー「得意を持ち寄るママ起業」

表題:ひとりではできなかった夢、仲間となら形にできた

ある地域で、子育て中の主婦たちが「何か自分たちでもビジネスをやってみたい」と集まりました。
・Aさんはお菓子作りが得意
・BさんはSNSの運用が得意
・Cさんは経理や数字に強い
・Dさんはイベント企画が得意

それぞれが「私はこれしかできない…」と不安を抱えていましたが、話し合いを重ねる中で
「お菓子教室×マルシェ販売×オンライン集客」の仕組みを作ることに成功。

最初はまったくの素人集団だった彼女たちですが、得意なこと・価値観の違いを尊重し合い、補い合うことで、シナジーが生まれました

結果、地域の人気イベントとしてマスコミにも取り上げられるようになり、
「ひとりじゃ無理だった。でも、仲間とならできる!」という実感を得られたのです。


✔ ポイント

起業においては「自分にはスキルが足りない」と感じることがよくあります。
でも、自分にないものを誰かが持っている、そして自分も誰かの役に立てる──
これこそがシナジーの力です。


■ 他人と組むことに不安があるあなたへ

「人と一緒にやるのが苦手」「意見がぶつかるのが怖い」
そんな声もよく聞きます。でも、シナジーとは「無理に合わせること」ではなく、違いを活かすことです。

違いを恐れるのではなく、違いに希望を見出す。

それができたとき、個人では届かない夢も、手が届く現実になります。


■ まとめ:違いこそが力になる

第6の習慣「シナジーを創り出す」は、まさに現代社会で最も必要とされるスキルです。
異なる価値観、意見、文化、能力──それらをぶつけ合うのではなく、融合させる。

「違うからこそ、力になる」
その原則を意識すれば、職場でも家庭でも、より豊かな人間関係と成果を手に入れることができるでしょう。